トレッド

トレッドとは、タイヤにおいて地面と接触する部分のことを言います。多くのタイヤには車輪の摩擦性能を制御するための溝が刻まれています。この溝によって描かれた紋様をトレッドパターンと言います。
タイヤはレーシング仕様と市販車仕様に大きく分けることができます。レーシング仕様のうち、トレッドパターンが一切刻まれていないスリックタイヤという種類があります。他に、縦方向にグルーブが刻まれたグルーブドタイヤ、専用のブロックパターンが刻まれた降雨用のレインタイヤなどがあります。
市販車用タイヤに関しては、様々な用途や環境に対応する目的でトレッドパターンが決められています。市販車用として最も多く用いられる標準タイヤに関しては、主に乗り心地、耐摩耗性、安全性を追求してトレッドパターンが設けられます。例えば、ハイドロプレーニング現象を低減するため、路面の水を速やかに排出すべく縦溝がタイヤを一周する様に設けられています。グリップ性能は、タイヤにおける制動力、接地性を司る重要な要素ですが、これは縦横に張り巡らされた溝部分以外の表面積の多寡によって決定されます。例えばスタッドレスタイヤは、ブロックそのものに多数の横溝を刻んだサイブ構造となっています。

コメントは受け付けていません。